加瀬聡君の処女作「SPINNING KITE」は心にしみる映画でした。 F.フェリーニの「青春群像」を彷彿させます。 とはいえ、不況下日本の木更津という町が舞台のこの映画では、 より厳しい酸っぱく苦い現実が立ちはだかる 登場人物(おそらく作者も)の痛々しい傷口が、 感傷に包まれるのでなく、怒りの元となって欲しいと思います。

降旗康男[映画監督]

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感動した。感動して涙が出た。 この映画を作ってくれてありがとう! 監督さん、そして4人のメンバーのみんな、心からありがとう! ラフィンやっててよかった。 おれの宝物がまたひとつふえたよ!

CHARMY/LAUGHIN'NOSE[ミュージシャン]

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海の向こうに東京が見える。 彼らは大人への橋を気前良く上手には渡れない。 横たわる海の重さが映画の中に浮かび上がる。 人の心は黙ってうねる海のように捉えがたい。 でも、海のように美しく力強いとこの映画は語っていると、思うんだ。 青春の光と影に思いっきり浸ろう。

犬童一心[映画監督]

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おんなじだなあとおもいました。 最初の映画の気分っていうのは。 みんないっしょだとおもいました。

やまだないと[漫画家]

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青春はいつ終わるのか?青春ってそもそも終わるのか? っていうか青春が終わることは悲しいことなのか? 観ながらそんな気持ちが暴れて苦しくなったけど、考えても答えのないことだと思った。 ただ、見終わった時に感じたのは、必ず特別な季節があるってこと! 何回バカ笑い出来たかが勝負なんじゃないかって思った!

マンボウやしろ[芸人]

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未来は限りなく広がり、夢はすべて叶うと信じていた若い頃。 だが、現実はなかなか思うようにはいかない。 迷い、不安、挫折、焦り…自分が進むべき道は何なのか思い悩む日々。 屋根のアンテナに糸が引っかかった放れ凧のように、 もがいてももがいてもどこにも行けずくるくるとむなしく虚空を回るだけ。 その姿にかつての自分を思い出し、胸が熱くなる。 愛しくて懐かしい私の青春がこの映画の中にある!

津島令子[映画パーソナリティ]

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フェリーニの「青春群像」、ルーカスの「アメリカン・グラフィティ」、そして加瀬聡の「SPINNING KITE」……故郷から精一杯脱出しようとする青春ものの佳作。 木更津の海の香りとライブ感覚が、甘酸っぱく漂ってくる。

西村雄一郎[映画評論家]

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俺にとっては、オープニングから懐かしい景色で始まったSPINNING KITE。 俺をイメージして描いた役があると聞き、どんな風に描かれているのか。 正直そんな興味から見始めた。 しかし、見ていくにつれ引き込まれていく熱い内容に、自分をモデルにしたとか、そんな事はどうでもよくなっていた。 葛藤し、もがきながらも、人生を、そして"今"を必死に生きていこうとする姿に、つい自分を重ね合わせた。 そしてその姿は、誰にとっても、心揺さぶられる事だろう。本当に大切な事は、何なのか。多くの人に見てもらいたい映画のひとつ。 俺も主人公と同じように、ラフィンのパラダイスを口ずさんでいた。

MOTOAKI/カイキゲッショク[ミュージシャン]

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